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●お茶の「食べ方」レシピ
さすがにそのままのお茶の葉を食べるのはちょっと口当たりも悪く、味も食べづらい。
食べるなら、こんな工夫をしてみては?
その1>食べるなら荒挽きがいい |
1~2ミリの荒挽きがいちばん口当たりがいいようだ。 あまり細かくしすぎるとかえって苦味が強くなり、調理にも色がつきすぎることがある。 すり鉢やすりこぎ、ミキサーなどを使って挽くのがいいが、面倒な人は市販されている食茶専用のお茶を購入するのがベスト。 |
その2>あつあつご飯にふりかけて |
お茶の葉は煮たり焼いたりする料理にはあまり向かない。 そこで、手軽にできるのがふりかけ。 食卓に荒挽きのお茶の葉を用意しておいて、好みに応じてパラパラとふりかける。 もちろん、おにぎりや漬物、焼き魚にふりかけてもおいしい。 |
その3>薬味として |
切干大根やきんぴら、ひじきなどにふりかけたり、ヤキソバに青ノリのかわりにふりかけて薬味として使用する。 てんぷらの衣にまぜてもいい。 |
その4>お菓子にまぜて |
クッキーやケーキの生地に混ぜる。全体に緑色がついて見た目にもきれいなお菓子ができる。 また、ホットケーキにまぜても意外とおいしい。 |
緑茶風呂 |
ガーゼなどでつくった袋に茶葉や茶がらなどをいれて湯船に入れる。 乾燥茶がらでも可。 美肌効果や水虫、あせも、湿疹などの皮膚病を改善する効果がある。 |
茶がら洗顔 |
肌を白くするビタミンCが豊富なので、ニキビや日焼けした肌にお勧め。 石鹸で洗顔した後よくすすいだら、水を張った洗面器に茶がらをいれ、両手で茶がらと水をすくって顔にあてる。 出がらしといっても1煎めをだしたあとぐらいのもののほうが効果あり。 |
キッチン用品の殺菌 |
まな板、包丁などを緑茶の茶汁で洗うと臭いが取れる。 また、殺菌効果もあるので、効果的。 |
冷蔵庫の脱臭 |
カラカラに乾かした茶がらを小鉢などに入れてそのまま冷蔵庫に置く。 あまり長く置くと臭い移りがするので注意すること。 |
掃き掃除 |
畳の上に湿った茶がらをばら撒いて、ほうきではく。 茶がらがほこりを吸い寄せるので、掃いたほこりがたちにくく、拭き掃除と同じような効果がある。 |
~飲むだけではもったいない!緑茶の利用法~
●「飲む」だけでなく「食べる」緑茶
お茶を飲むのはとても身体にいいことだ。
でも、実は「飲む」だけでは摂取できない栄養がある。
お茶の葉に含まれる栄養には水溶性と脂溶性(水にとけずに油に残る)の部分があり、後者はお湯をそそいでいくらお茶を飲んでも茶がらに栄養が残ったままなのだ。
◎お茶に含まれる栄養素は?
>>水溶性:カテキン、ビタミンC、カフェイン、アミノ酸、糖質
>>脂溶性:ビタミンE、ベータカロチン、食物繊維、ミネラル、葉緑素、カテキン(一部)
そこで登場するのが「食茶」。
「飲む」お茶だけでなく、「食べる」お茶として摂取すればお茶が持つ薬効をフル活用できるのだ。
●1日どのくらい食べるの?
お茶を湯のみに1杯飲む時には、約1~1.5gの茶葉を使う。
これを1日6杯飲むとして茶葉では6~9g。
10杯飲めば、10~15g。
これをそのまま食べるとすると、6gの茶葉は大さじ1杯くらい。
この6gに含まれる有効成分はカテキン類で約0.8gだ。
カテキンの有効摂取量は1日約1gと言われるので、6gのお茶の葉を食べ、さらに緑茶を1~2杯飲めば、ほぼ有効摂取量のカテキンをとることができる。
ただ、「食茶」はお茶に含まれる栄養を無駄なく摂取することが目的であり、必ずしもその栄養はお茶からのみ取り入れるとは限らない。
そこで、毎日食べることを考えるなら1日6g(大さじ1杯)の半分、約3gを食べることを考えてみるとよいだろう。
~日本茶は百薬の長~
●緑茶は生活習慣病などを防ぐ栄養素が多い
緑茶の葉には、がんなどの生活習慣病や老化を防ぐカロチン類やビタミンC、カテキン類が多く含まれています。
ただし、カロチンはふつうお湯や水に溶け出さないので、お湯で溶出したものを飲んでも摂取出来ません。
ビタミンCは壊れやすいので、これも取ることは出来ません。
カテキンはお湯に溶け出るので通常の溶出茶にも含まれますが、溶出茶の99%は水分ですからカテキンの量はごくわずかしかありません。
●食べる方が効果的
つまり、緑茶の栄養素のほとんどは捨てられてしまう茶がらのほうに含まれているので、従来の飲み方ではわずかしか摂取することが出来ないのです。
従って、カロチン、ビタミンCやカテキンを大量に取るには、抹茶として、あるいは茶葉をそのまま食べる方が効果的です。
日本ではお茶の発がん予防効果に関する臨床試験が進められていますが、これに用いられているお茶の錠剤も、粉末にして固められたものです。