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【4月4日 AFP】
健康のためには1日コップ8杯の水を飲むことが必要とする説には根拠がなく、体にはのどの渇きを潤す程度の水で十分--。このような研究結果が3日の米医学誌Journal of the American Society of Nephrologyに発表された。
米ペンシルベニア大学(University of Pennsylvania)の医師らによる研究チームは「のどが渇いたときに水を飲めばよい」とアドバイス。1日1.5リットルの水を飲むことを勧めることには根拠がないと指摘する。
研究チームは、多くの水を飲むほど腎臓が毒素を体外に出す作用が高まるとの仮説を検証。その結果、この仮説が正しくないとの結論を得た。それどころか、大量の水を飲むことは、腎臓のフィルターとしての機能を低下させる傾向にあるというのだ。
水はまた、体重を減らしたい人にとっても理想的だとして勧められている。確かに大量の水を飲むことで満腹感は得られるかも知れないが、体重を減らすという医学的証明はなされていない。食事の前に水を飲むことでカロリー摂取が抑制されるという研究もあれば、そうでないとする研究もあるという。
大量の水を摂取する必要があるのは、スポーツ選手、高温乾燥地域の住民、特定の病気の患者など、極端なケースにのみ当てはまるという。
(c)AFP
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http://www.afpbb.com/article/life-culture/health/2373704/2800594
【3月17日 AFP】 乳がんの転移を誘発する超遺伝子を特定したとする研究結果が、13日の英科学誌ネイチャー(Nature)に発表された。
米カリフォルニア大ローレンス・バークリー国立研究所(Lawrence Berkeley National Laboratory in Berkeley, California)の厚井重松輝美(Termumi Kohwi-Shigematsu)氏率いる研究チームによると、親玉的な役割をするたんぱく質「SATB1」が、腫瘍細胞内で少なくとも1000以上の遺伝子の働きを変えることが分かったという。
同氏によると、研究結果は乳がんの診断手段だけでなく、転移防止薬や治療薬の開発にも道を開く可能性がある。
これまで、腫瘍内のがん細胞の転移の可能性を予測するのは不可能だった。ところが、SATB1が活発に働いている腫瘍は転移が決定付けられている。「SATB1は乳がんが転移性であると診断するための必要十分条件」だと厚井重松氏は指摘する。
研究チームはマウスを使った実験で、腫瘍細胞内の特定のリボ核酸(RNA)を取り除くことにより、SATB1が働かないようにした。
その結果は劇的なものだった。転移性乳がんに感染させられたすべてのマウスでは肺に125-160の転移性の小塊が形成されたのに対し、SATB1の働きが抑制されたマウスでは小塊形成はわずか0-5だった。一方、SATB1の量を増やすと逆の効果が現れ、がん細胞は急速に増殖し、猛威を振るったという。(c)AFP
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http://www.afpbb.com/article/life-culture/health/2366156/2748605